OB通信№14 現役生に期待す!

 あけましておめでとうございます。
 新春をつつがなくお迎えのことと思います。
 OB会活動お世話になっております。現役諸君に一筆啓上いたします。
 渡辺、柿沼両先輩の指導を受けた年代ですが、現在と同じように強いチームではなかった。私が4年生の時に、米国のバスケットボールチームの監督が書いた一冊の書物が目に留まり、あることに気付いた。競技スポーツは、どのような目的を行うのか、如何に取り組むべきなのかということを。今でこそ三位一体(技術、体力、メンタル面)の強化を求めているが、決まった事を繰り返すだけでは進歩のないことを学んだ。このことは、私の人生に大きく影響をしている。
 例を挙げたい。ゴルフでは、初ラウンド97ストローク。一年後に30台が出た。県アマ選手権4位。県市町村対抗選手権では残念ながらプレーオフで2位。プレスCC(安中市)倶楽部選手権獲得。桐生CC(桐生市)では3回獲得できた。こころの部分では、武道の先生や僧侶との会話から学ぶことが多かった。
 現在、みどり市の市議会議員(4期目)をしている。
 前年度は、国民宿舎サンレイク草木の公金管理に疑問を抱き、市長と議長に随意監査権を請求し、調査追及、多くの不正を明らかにした。今年度は、以前から業者との癒着の噂があった水道企業団(現みどり市水道局)の不正を明らかにすべく調査追求を続け、9月定例議会で市政を質した。報道でご存知の方もいるかと思うが、警察が動き11月12日3名の逮捕者が出た。誤解があっては困るので述べておくが、これらの一連の調査追求は、免職者や逮捕者を出すことが目的ではなく、不正行為の抑止力に、また自浄作用の持った組織になって欲しいという一念から行ったものである。
 これらは経大バスケットボール部の時に得た取り組み方を実践に活用した結果です。いまこの日本は歪んでいる。現役諸君にお願いしたい。是非母校のために、日本のために貢献できる人材になっていただきたい。こころからお願いする。 
                       還暦1年生の先輩より(昭和44年卒 荻野 忠)